簡単でおすすめな連鎖尾

対戦では連鎖尾を積み上げられるようになると強くなります。
起爆側だけを延ばすよりも効率よく置いていけるということもあるし、どちらでも延ばせる方がツモによっては有利になるし、第二折り返しをしなくても良かったりなど色々理由があります。

しかし連鎖尾を考えながら組むというのはなかなか難しいので、ここではある程度定型といえるもので、しかも大して考えなくても組める組み方をやります。
ただ、基本的には「土台が消えるとどうなるか」を把握していてできることでもあるので、 その辺りがまだ苦手な場合は、連鎖を組めるようになるためのおすすめの練習方法がおすすめです。

ここでは基本的なものから順番に4つの連鎖尾を書きますが、どれも考え方が同じようなものなので、上から順番にやっていくと習得も早いかも知れません。

下記は右折り返しで左端が連鎖尾です。

ここから

これでプラス1連鎖。
さらに

これでプラス2連鎖。
ややこしければ

これでもプラス2連鎖。
この場合土台が全て消えるので、その上につながらないように順番に置いた、というわけです。
「土台が消えてつながる色」を「いくつ置いたか」を気をつけながら、その色を「4つ置くまで繰り返す」という感じです。
同じ色ばかり来るわけではないので、「4つ置くまでは違う色は上に置く」という感じで置きます。
つまり最初に青を置いて、その上に赤を置いたので、もし紫が来たら「赤の上」に置けば邪魔になりませんよね。
さらに緑が来たら、紫の上に置けば邪魔にならない、と言う具合です。
そしてその色で連鎖尾を延ばせそうなら、赤の上に紫を4つ置き、その上に緑を4つ置く、という感じです。
ただ、その辺は適当に置いていると同時消しになったりもするので、完全に把握して置くのはかなり難しくなります。

私の場合初めから連鎖尾を組む気が無く、適当に置いた後連鎖尾を延ばすこともあります。
そういう時は大体下記のようにやってるし、この方が簡単と言えば簡単です。

こうするつもりだったのが

左端にゴミを置いてしまったので

左端の紫が連鎖になるように置いて

紫の下にある色、この場合緑をさらに乗せて

さらにその下の色、この場合赤(青でも可)をさらに乗せて

さらにその下にある色、この場合青をさらに乗せて完成です。
全部で8連鎖になるのでまずまずですね。

このような積み方をする場合、ゴミを置いたあと適当な色、今回の場合紫を連鎖尾起爆に決めて置くところまではいいのですが、 その上に緑・赤・青の順番で置かないとダメなので、違う色を置くのは厳禁です。
良くやってしまうのは、ペアのうち一色は置いてはダメな色なのに置いてしまうパターンです。
赤・紫が来て、赤を置きたいから置いてしまい、その上に紫を置いてしまったというようなケース。
それをうまくつながるように考えて、とするよりもそうならないように置く方が楽です。
つまり、連鎖尾で使えないツモを引いた時は起爆側に使い、連鎖尾で使えるツモだけを使うのを厳守すれば連鎖尾は確実に完成できます。
起爆側がろくに出来ていない場合は困る時もありますが、図のような状態まで組んであれば、起爆側にはどんなツモでも置けます。

上の2種類の連鎖尾を組み合わせたようなのが下記で、こちらも私はよくやります。

図の場合青の起爆で紫までの4連鎖。
あとはゴミです。
この場合、紫が消えると

こう残ることが分かるので

こう置いておきます。
あとは簡単で、その下にある色を置くだけです。

こうしてから

これでプラス3連鎖。
もっとゴミを置いておけばその分連鎖尾は延ばせるわけで、12段目まで積み上げることも可能は可能です。
ただゴミを置き過ぎるとどこがどうなるのか分かりにくいし、ゴミの分の連鎖尾を置くまでに12段目まで行ったりします。
あまり欲張ってもホントにゴミにしかならなかったりするので、3連鎖か4連鎖追加するのが妥当なところだと思います。
土台が消えたらどう残るか分からない場合は、「一番上が土台と同じ形になるようにゴミを置く」でOKです。
これを覚えておくとかなり楽です。
上の場合で言えば連鎖尾の紫が左から1段ずつ高くなってますよね。
だからゴミを積み上げてしまった場合でも、ゴミの一番上が左から1段ずつ高くなっていれば平行になります。

こうなっていたら

こうすることで

こう残るので、平行になるから分かりやすいという感じです。
ここまでゴミ置かないですけどねw
それが分かっていれば特に考える事も無く

こういう土台でも

同じ形でゴミを置いておけば平行になるので

緑を置いて

赤を置いて

紫を置いて完成。
たいして考えなくていいので楽です。
赤の上の紫と緑はつながればいいので同じ形にする必要はありません。
ただ、完全に挟んでおく方が同時消しになるミスを防げますね。
図では緑・赤・紫の順にゴミの右から消えるようにしていて、これは左から紫・赤・緑でも良いのですが、赤を一番最初に消してしまうと、次の色がつながりません。
単純にゴミの右側か左側から順番に消えるように置いていくと覚えておけばOKです。
もちろんゴミが平行になる場合の話で、凹凸がある場合は違う結果になりますね。
ちなみにこれは一番上の「土台が消えたら平行になる」というのとは違って「挟んだ場合」の考え方です。
この方法で単にずらして置いただけだと、大体は同時消しになってしまいます。
連鎖尾起爆の色が同時消しになる時もありますが、それくらいはやむなしですね。
あと、3列使う場合は3列目が落ちた時にどうなるかも見ておかないといけなくて、図の場合で言えば、左端の青と連鎖尾起爆で使う色が同じ色だとつながってしまいますね。
それが把握できれば3列でもいいし、把握できなかったりミスを減らすのであれば2列でやる方が無難ですね。

何も考えなくていいのは同じ形で落としていくものです。
この土台の場合

最後の青は

この形になってから消えるので、左端が高くなるように

こうして組めば連鎖になります。 イメージで言えば

こういう形で下に落としていく感じです。
その上に緑をまた同じ形で、さらに紫を同じ形で置いたわけです。

都合よくそのゾロ目が来るわけではないのですが、この置き方は1色だけ欲しい色でも割と置きやすいです。
例えば赤・緑が来たのでそれを縦にして置いた。
次に赤・紫が来たので、赤は土台の上に落として、紫は緑の上に置いた。
次に緑・紫が来たので、赤の上に縦にして置いた。
というような感じで、土台の上に必要な色を順番になるように落とすだけで、図の場合なら左端だけ二個置くというだけのことです。
慣れればホントに簡単です。

連鎖尾は結局のところ、どこかがずれている為その上に置いたぷよがつながらず、下が消えることでつながる、という組み方になります。
上の図では徹底して左端をずらしているので連鎖になるわけです。
図の場合では左下の青が消える時に青が縦3個並んで高くなるから、左端に二個ずつ置くようにしているだけで、 左から2列目が高くなる場合は、左から2列目に二個ずつ置くと覚えておけば楽ですね。

この場合、左端だけが異様に高くなってしまいます。
できればこういう組み方は避けたいのですが、起爆側が高くなりすぎた場合は連鎖尾をこうする、というような柔軟さ、手持ちのネタが多いほどよいということもあります。


連鎖尾がどうやって消えていくか見えるようになるにはある程度練習が必要です。
慣れていないと起爆側と同時に作ろうとしても連鎖尾が分からなくなったりするので、私の場合連鎖尾だけを積み上げるという練習を結構やりました。
まぁ練習と言うほどでもないですが、コンピューター戦で「今日は連鎖尾を積み上げていく組み方だけでやろう」と言う感じです。
その時にいらないぷよ、迷うぷよは端に積み上げたり消したりしてやってました。
慣れないと同時に組んでいくのは難しいんですよね。
初めは土台も同じ形じゃないと全然できなかったし、その形に慣れたらまた違う形という感じです。
今はある程度慣れたわけなのですが、それで同時に組んでいけるかは微妙なところで、私の実力は今そんなところですw